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洒落にならない怖い話37 ブログトップ
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モニターに映り込んだもの [洒落にならない怖い話37]

212 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/02/05(金) 04:45:07 ID:96GQUcAx0
私は小学低学年のころから霊感というか霊を見ることが多いのです(過去50回以上は見ています)
といっても直接見たことは数回しかなく、鏡・ガラス・水の反射で見えることがほとんどです

これは昨日の深夜3時頃のことです
何時ものようにPCで仕事をしていたのですが左側にある予備のPCのOFF状態のモニターに顔が移っていることに気付きました
最初は自分の顔だと思い気にもせずに3分くらい仕事に没頭していたのですが
その顔が突然、クルっと横を向いたんです(私は目を動かしただけで横を向いてません)
ギョッとしてよく見ると自分の顔ではなくて髪の長い女性の横顔でした(私はショートなので明らかに髪の長さが違います)
私の上半身に被るような感じで私以外の女性の肩から上が映っていたのです
髪は肩程度で顔はグレー、目の部分が真っ黒、顔が不自然に斜めに傾いていたのが印象的でした
次の瞬間女性が後ろ向き(私から見れば正面)になり同時に頭痛に襲われ意識が朦朧となりました
今までは一時的に憑依されても自力で振り払えたので今回も大丈夫だろうとお経を唱えたのですが頭痛は治まりません
さらに顔面をかきむしられ首や耳の辺りも強く握られ「うぅぅぅぅ」という喘ぐような声が耳元で・・・
その瞬間に私は気を失いました
気付いたのは明け方5時過ぎくらい、頭痛は治まっていたけど首を捻ったのか首から肩にかけて痛みがありました
顔を洗いに洗面所へ行ってみると顔・首・耳のあたりが真っ赤に腫れていて首の周りにはハッキリと手形が付いていました
喉に何か詰まっているような気がして唾を吐いたらかなりの量の鮮血が混じっていて同時に喉と首に激痛が・・・

PCに映った女性の顔は横顔だけでしかもグレーだったので断言はできませんが思い当たる事はあります
先月高校時代のクラスメート(交通事故で即死)の葬儀に出席したのですが、その時遺族の人から事故の衝撃で首が折れていたと聞いています
その子とは卒業後は同窓会で合うだけの付き合いでしたが
葬儀で見た遺影の髪の長さ・形が昨日PCに映った女性とそっくりだったのです

まだ首の痛みは完治してないけどなんとかこの投稿を書き上げて投稿させていただきました

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雨乞い師 [洒落にならない怖い話37]

234 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:29:29 ID:WOtrqvdH0
これは大学の友人Tから聞いた話。
今年の夏、Tは家族と一緒に、香川の山奥にある父方の実家に帰省した。
香川は雨が少なく昔からため池が多いが、父の実家もため池に挟まれた道を通った奥、坂道を登り切った先にあった。
実家に向って左側のため池は、他と比べていくらか大きく、真ん中に四畳半くらいの小さな島があった。そして島の上には石碑があった。
石碑は村を救った雨乞い師の墓だと聞かされていた。
江戸時代のある年、何ヶ月も雨が降らず、作物にやる水どころか自分たちが飲む水すら乏しくなった時、流れの法師が村を訪れた。
村人たちの哀願を受けて、その法師が祈祷を行うと、数日のうちに村を雨が降り注いだという。

帰省してから数日後、昼間に寝過ぎたTは夜の村の散歩に出かけた。 
心配する祖母に適当な事を言い、懐中電灯片手に村を巡った。
さすがに田舎の村は街灯が少なく、懐中電灯がないと足下が危なっかしかったが、風が涼しくなかなか心地よい散歩となった。
行きに来たとおりにため池に挟まれた道を通っていると、ふと左側に異変を感じた。
池の真ん中の島に石碑が建っている。
その上に人影が見える。
行きしに石碑を懐中電灯で照らした時にはそんなものはなかった。
ふいと、その人影がこちらを向いた。
「貴様は、あの家の者か?」
とあごで実家の方を指す。
距離があるにも関わらず、すぐ側から囁かれたように声が響き、思わずTはうなずく。
「そうか」
人影が何度もうなずいた。
懐中電灯を向けていないのに、人影の輪郭ははっきり捉えられた。あるいは人影自身が発光しているのかもしれない。
その姿は山伏に似ていたが、頭の小さな帽子以外に装飾らしいものは何一つなく、衣類の色は茶系統に見えた。
雨乞い師の霊?
盆でもあるし、そういう事もあるかとTが思っていると、不意に雨乞い師がこちらを向いた。

(続く)


235 名前:234[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:30:45 ID:WOtrqvdH0
(続き)

目が合った瞬間、10mは離れているはずの雨乞い師の手がTの喉を捉えた。
そのまま一気に引き寄せられ、雨乞い師の眼前に突き出されたTは、初めてその顔を間近に見た。
憤怒の形相、そして顔中を這い回るみみず腫れ。右まぶたの半分、鼻の頂、両耳の一部、頬の皮、至る部分が欠損していた。
「長かった、のう、長かった」
Tは雨乞い師の腕を両手で掴み、なんとか振りほどこうとするがびくともしなかった。
次の瞬間目眩がしたかと思うと、背中に激痛が走る。
いつの間にかため池の畔にある竹藪に体を突っ込んでいた。
急いで逃げようとするTの足を雨乞い師の手が掴み、またため池の中央まで引きずられた
「おう、よく見れば面影があるわ。この村に生まれたのが運の尽きよのう」
 言葉は静かだったが、顔や体の血管は激しく脈動し、充血した白目の中にある瞳は人とは違うものだった。
「ちょっと待って、ちょっと待ってくれ、分からない、分からない」
Tがなんとか言葉を絞り出すのも聞かず、Tを掴んだ腕を一回転させると、道路に向って放り投げた。
道路下のコンクリートブロックに左肩から激突し、今まで感じたことのない激痛をTを襲った。
「ぎぎぎぎやややや」
その左腕を掴んだ雨乞い師は、嬲るようにため池の上空で振り回した。
「ふひゃはひゃははは、痛いか、痛いか、俺は楽しいぞ」
力任せに上方に放り投げる。
頂点で浮遊感を感じたTが下を見ると、真下は道路のアスファルトだった。
「いいいいいいい」
絶望的に叫ぶTを雨乞い師は腹を抱えて笑う。
アスファルトに落下したTの右足は逆方向に折れ曲がり、頭も打ったようでクラクラと吐き気がする。
「やめて下さい、お願いします」
右手で拝むTの髪の毛を掴むと、雨乞い師は自分の眼前にTを持って来る。
「やめて下さい、やめて下さい、やめて下さい」
雨乞い師は、ゆっくりとTの顔を眺めると、なおも拝むTの指を掴み、なんなく折り曲げる。
「ぎぃぃぃぃ」
「ひゃははは、いい声だ。こうでなくては」
さらにもう一本をへし折る。

(続く)



236 名前:234[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:32:08 ID:WOtrqvdH0
(続き)

目の前で反り返った二本の指を見て、Tが絶望的な悲鳴をあげる。
「ぃぃぃぃぃぃ」
「おい、折れかかっているぞ」
そう言うと、Tの口の中に指を突っ込み、歯茎ごと引っこ抜く勢いで奥歯を一本抜き取った。
「おや、ひとつ間違えた。ひひひひひひ」
今度は掌ごと口の中に突っ込み、
「面倒だ、まとめて引っこ抜くか」
と顎ごと引っこ抜こうと力を入れる。
気を失いかけていたTが新たな激痛に身をよじる。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」
その時
タン、ベチャ
雨乞い師の力が緩んだのに気づいたTが見ると、雨乞い師の脇腹が大きくえぐれて血を吹き出していた。
「あ?」
タン、ベチャ
今度は右太ももが破裂し、血肉を飛び散らせた。
雨乞い師の手から力が抜け、Tは小島の上に放り出された。
「貴様らぁぁぁぁぁ」
咆吼する雨乞い師が周囲を見渡す。その顔が、
タン
破裂して頭蓋骨をへばり付けた頭皮がべろりと右側に垂れ下がった。
さすがに力を失った雨乞い師が石碑から落ちる。
Tが周囲を見渡すと、ため池を取り囲むようにたいまつの群れがあった。その中には銃口から煙を出す猟銃を構えている人影もあった。
何艘もの小舟が小島に取り付き、鎌や鍬、日本刀を持った村人たちが乗り込んできた。
「往生せい、往生せい、往生せい」
そう言いながら村人たちは手にした得物を雨乞い師に振り下ろした。

(続く)


237 名前:234[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:33:37 ID:WOtrqvdH0
(続き)

驚くべきことに、雨乞い師はまだその動きを止めてはおらず、振り下ろされた鎌や鍬を掴み取ろうとしている。
「指、指、細く(こまく)、細く」
ぐっちゃ、ぐっちゃ、聞くに堪えない音が続くなか、Tは意識を失った。

翌日手術が終わって祖母から聞いた、昔話の続き。
村の窮地を救った雨乞い師は、そのまま村に居続けた。
米を食らい、牛を殺し、女を掠った。
あまりに狼藉が続き、日照り以上に疲弊した村人たちはある決心をした。
その日、村人たちは雨乞い師を庄屋の家に招きいれ、大いにもてなし、酒を飲ませた。
泥酔して寝込んだその隙を狙って、心得のある者が匕首で雨乞い師の首を落とした。
これで全て終わったと思ったその瞬間。
雨乞い師の眼がカッと開き、視線の先にいた庄屋に飛びかかり、喉を噛み切って殺してしまった。
その後はひどい有様だったという。正体をなくし数に任せて斬りかかる村人たちと、すでにこの世の者ではない雨乞い師。
結局何人も死者を出しながら雨乞い師を解体した村人たちは、雨乞い師の肉片をまとめて壺に入れ、塚を作った上で水を流し込んでため池にした。
しかしそれだけでは収まらなかった。
六十年後、そんな事も忘れかけていた夏の夜、雨乞い師は再び姿を現した。今度はひたすら復讐のために。
以後、六十年周期で現れる雨乞い師を、村人たちはその都度解体し、再び封じ込めたのだった。
そして今年がその六十年周期の年だった。
しかしここまで話を聞いて、Tは疑問に思ったという。
雨乞い師を最初に殺害した理由だ。
本当に雨乞い師の狼藉が原因だったのだろうか。それでここまでの恨みを残したのだろうか。

(続く)


238 名前:234[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:34:37 ID:WOtrqvdH0
(続き)

ひとつだけ祖母に聞いてみた。
そんな塚、村の外に移せばいいんじゃないか?と。
祖母の答えでは、一度そんな考えも出たのだが、途端に村を焼けるような大日照りが襲ったのだという。
雨乞い師を村の外に出すと元の水不足に戻る。
本当かもしれないが、単なる強迫観念かも知れない。
どちらにせよ、村人は雨乞い師を殺害した。
村の日照りを防ぐために。
それは許されることなのだろうか?

俺はこの話を、盆明けになってTの見舞いに行った時に聞いた。
話のとおり重傷のTは、元の通り歩くのは難しいらしい。
しかしTを見たところ、体よりも精神的な、生きる力を見失っていることの方が問題だと感じさせた。
それが強大な雨乞い師の力に接したためか、自分の祖先でもある村人たちの選択によるものかは分からない。

(終)

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タグ:雨乞い師

暴漢 [洒落にならない怖い話37]

91 名前:1/2 亀井 ◆qsIbCPtP2gR2 [sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:41:06 ID:TI8tDLr+0
これは友人と、その彼女の話。
友人を仮に明雄、彼女を朱美としよう。

明雄は浮気っぽい男で、ひどいときには4股ほどかけていた。
呑みの席で、明雄からよく話のネタ程度に笑って聞かされた。
朱美と俺も顔見知りだが、彼女には浮気をしていることをもちろん隠している。

ある日、朱美が暴漢に襲われた。朱美の右腕はさっくりと割れていた。
傷口は肘あたりから手の甲に渡って深く刻まれ、傷痕は残るだろうということだった。
警察の事情聴取に、朱美は後ろから襲いかかられたといった。
夜中だったこともあり、顔はわからなかった。
刃物はカッターナイフだったという。

後日、夜に再度、朱美は襲われた。今度は左足だった。
凶器はタッカーと呼ばれる、釘や針を射出する工具だった。
まず左のももに釘を打たれ、倒れた拍子に連射された。
犯人はタッカーを投げ捨てて逃走したため、凶器は現場に残された。
指紋は入念に拭かれて手袋も着用していたため、証拠となるものは残らなかった。
そもそも明雄は土木業に携わっていて、工具にはある程度、精通していたし、
仕事の帰りや朝が早いときは小さな工具を持って帰ることもあり、
朱美の家だけでなく浮気相手の家にも工具を置いていた。
それにタッカーは市販されているため、入手も容易らしい。
朱美の左足は釘だらけで、骨も貫通していたため、歩くのも困難になった。

その後、俺は朱美の見舞いに行った。
病室での彼女は、気丈だった。始終、笑顔だった。
明雄は俺と2人だけになると、涙を流した。

92 名前:2/2 亀井 ◆qsIbCPtP2gR2 [sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:42:06 ID:TI8tDLr+0
松葉杖で朱美が退院した夜、朱美の右足首は切断された。
朱美が帰宅すると、何者かがすでに部屋に侵入していた。
松葉杖を奪われて朱美が倒れると、犯人は朱美の顔を殴った。
そして手斧で足首を切断されたという。
犯人はそのまま逃亡。
朱美がすぐさま救急車を呼び、通報となった。
手斧はやはり市販されているもので、
入手はタッカーよりも困難ではあるものの、
一般人でも入手できるものだったという。
明雄は警察に浮気相手のことを吐露し、
警察は犯人が浮気相手だと推察して調査を進めた。
凶器の手斧は大きく、女性の力でも骨を切断できるものだった。

警察は明雄と朱美に推論を述べた。
明雄の浮気相手が朱美を苦しめるために襲ったのだろう。
もし明雄が別れなければ、朱美の命は危うい。
犯人は用意周到で計画的である。

明雄はしばらく悩んだ。俺も相談を受けた。
結局、明雄は浮気相手すべてを縁を切った。
もちろん警察は容疑者として今も調べている。
明雄は決意の証として、俺を連れて朱美の前で謝罪した。
浮気のことを朱美は許し、「一生、離さないででね」といった。

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タグ:暴漢
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