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小人 [洒落にならない怖い話32]

69 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2006/02/04(土) 10:56:56 ID:dcwvkPcp0
ある夜、安アパートに一人暮らしのOLのA子さんは、
ふと目が醒めた。どちらかと言えば寝つきが良い方で、
一度寝ると朝まで目が醒めない性質なのだが、
その夜はなぜか目が醒めてしまった。
そして何となく違和感を感じる。

何か部屋の中にいるような気配を感じる。
周囲を見た。どうやら気配の正体は、窓際の棚の上の
14型の小さなテレビの付近にいるようだ。
しかもそれはザワザワと沢山の人がいるような気配だ。
もちろん目をやってもそこに人はいない。

どうにも嫌な感じが続いていると、テレビの横に
置いてあった小物がコトンと落ちた。
「!?」っと思い、ジッと目をこらして見ていると、
テレビがズズッと動いた。
彼女はむくり半身を起こして見た。
テレビの周りには沢山の人がいた。

身長20センチぐらいの小さな人が10人ぐらい、
必死の表情でテレビを押していた。
彼女は、まだ夢の続きを見ているのかと彼らをジッと見た。
ふと彼らの動きが止まって、彼らも彼女をジッと見た。

そして彼女に自分たちが見られたことを察した彼らは
ボソボソと何事かを話し、合図し、全員で一斉に力を込めて、
窓枠からテレビを外に引きずり落とした。
残った小人たちは、ピョンピョンと窓枠をとび超えて出て行った。

「夢だな…」A子さんはボソリ呟くと再び眠った。
翌朝目覚めると、テレビは無かった。
テレビを置いてあったところには、テレビを引きずった後と、
無数の小さな足跡が残っていた。
窓にはしっかりと鍵もかかっていた。

その後、A子さんの部屋に、テレビは戻ってきていない。

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